不動産担保ローンの利用を考えているのであれば、「契約当日まで印鑑と実印証明は絶対に持ち出さない!」これだけは覚えておいてください。
例え事前に電話で業者側から持って来いと言われても持ち出してはいけません。
悪徳業者は、来店前の電話確認などでさり気なく印鑑と実印証明を持ってくるよう指示し、実際の来店でとりあえずという形で申し込みをさせると見せかけて書類に印鑑を押させようとします。
そしてその印鑑が実印であるか否かについて確認するために印鑑証明を提出するよう求めてくるのです。 しかしここで言われるがまま印鑑証明を手渡してしまったらもう手遅れです。
何故なら、業者側は本人の了承なしに勝手に担保設定が可能となるためです。 かといって後からそれに気づき抵当権の抹消を求めたところで応じるはずがありませんよね。
大抵の悪徳業者は抵当権の抹消請求を受け入れてくれません。
そのためもしこのような事態になってしまった時には、自分ではどうにもなりませんので弁護士を立てなくてはならなくなります。
弁護士を立てればそれだけ時間とお金がかかりますよね。
お金に困ってるからこそ不動産担保ローンの利用を考えていたのに、悪徳業者に引っかかってしまったために弁護士費用を用意しなくてはならなくなるのです。
悪徳業者にひっかかってしまうと後で大変な事になります。 そのため不動産担保ローンについては、契約当日まで印鑑と実印証明は絶対に持ち出さないように、そして業者側に渡さないようにしてください。
とにかく自分の身は自分で守るしかありませんので、悪徳業者である事を見極めることと、「何でも業者側の言うまま」にならないよう事前に情報収集するなどして不動産担保ローンについての知識を身につけ理解を深めておくことが大切です。